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Starry Line/Argonavisが未来の名盤になると考える理由

 

Starry Line/Argonavis

 

皆さんは男版バンドリである「アルゴナビス」をご存じだろうか。バンドリはそもそも女の子がバンドをするものであったが、それの派生形として生まれたものがアルゴナビスである。作品に登場するバンドの一つの「Argonavis」の1stアルバム「Starry Line」を紹介したい。

 

Starry Lineの概要

2020年8月12日発売。オリコンランキング週間3位。収録曲は10曲で演奏時間も約42分と現代のアルバムとしては聴きやすくなっている。作曲者は数々いるが、有名どころでいうとユニゾンのベーシスト「田淵智也さん」やシドのギタリスト「Shinjiさん」が担当している。作詞者も数々いるが、アルゴナビスのストーリー原案の「中村航さん」は全曲担当している。

Starry Lineの長所①コンセプトと音楽性の一貫性

俗に名盤と言われるアルバムには一つの特徴がある。それはコンセプトや音楽性が一貫されていることである。Starry Lineのコンセプトは調べてみても出てこなかったためしっかりと決まっているわけではないと思う。が、しかし歌詞を読むとバンドとしてやメンバーとしての思いが強く表れている歌詞が必然的に多くあるように思える。なぜ必然なのか?作詞者は前述の中村航さん一人が全曲担当しているのである。

また、音楽性も王道という色の中で幅広い展開がされている。

Starry Lineの長所②歌唱力の高さ

現在、日本国内で売れるために必要なものの一つとして歌唱力の高さがあると考えている。名盤になるために必要なものとは言えないかもしれないが、この音楽性で歌唱力が低かったなら聴くに堪えないと思う。Argonavisのボーカル担当である「伊藤昌弘さん」は特徴的なハイトーンボイスを持ち備えている。もちろん伊藤さんの歌唱力が高いことに変わりはないが、他のメンバーも高い歌唱力を持っているのである。ここでアルバムの9曲目「VOICE」を聴いてほしいと思う。この曲はメンバー全員がコーラスを担当しているのである。なぜこんなにも違和感のない歌唱をできるのか。メンバー全員がしっかりとした音楽経験があるのである。ボーカルの伊藤さんとギターの日向さんはシンガーソングライターとして、ベースの前田さんとドラムの橋本さんはミュージカル(どちらも別の舞台で斎藤一という役を演じている)経験があり、キーボードの森嶋さんはゴスペルを習っていたとのこと。全員が歌唱の基盤があることはものすごい強みになっている。アルバム5曲目の「STARTING OVER」や別のアルバムに収録されている「JUNCTION」ではギターの日向さんとのデュエット形式になっているので聴いてほしい。

まとめ:とりあえず聴け

いつか見た希望にはたどり着いたかい?

これはArgonavisの1stシングル「ゴールライン」の一行目である。この一行にArgonavisの良さがすべて表れていると思う。ただし、僕は語彙力がないためなぜそう思うのかまでは言葉に表すことができない。なのでStarry Lineを聴いてこの一行の力を実感してみてほしい。

あなたとArgonavisの間に「夢のようなStarry Line」が結ばれることを祈っている。